Needs と Wants
今日のミーティングであった話。
今日は仮配属中の部門で週一のミーティングがあった。
部門の中の案件状況の共有があったのだが、残念ながら一件失注してしまったそうだ。
その案件について、先輩が仰っていたのは、
「お客様が求めていることを聞いて、それについて自社ができることを提案していた」
という事である。
一件なにも問題ないように聞こえるのだが、コンサルタントという仕事はそれだけでは受注できないらしい。
「お客様が求めているもの」ではなくて、
「お客様が気づいていない、潜在的に求めているもの」を掘り出してそれに対して提案することが必要だという。
例えば、「採用するための人手が足りていないから、外注したい」と言っているお客様も、実際は「人手が足りていなくて、媒体の効果検証もできていないから、どの媒体が効果が高いのかを検証したい」というような希望を潜在的に持っていたりする。
これは Needs と Wants というふうに言われるが、たしかに自分も大学生の時に似たような考えをしていた気がする。
サークルでは、後輩たちが求めている機会を提供することが正解ではなくて、より彼彼女らが満足する機会を提供すること大切だと思っていた。
特に後輩は自分よりも経験が少ないのだから、求めているものは、自分が想定できる中では小さく、後輩たちが気づいていない欲求を満たすことが、より満足となるであろう。
仕事でも当然同じということがわかった、貴重なミーティングでした。
顕在化している欲求 Needs